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「JAM Course Live」練習の様子を取材しました。

2024.02.08

今回は1月20日、21日に行われた「JAM Course Live」の練習の様子をご紹介します。

JAMコース副アカデミックプロデューサーの蟻正行義先生に、公演の内容や学生さんの練習の様子を伺いました。

蟻正 行義 先生

「JAM Course Live」はJAMコースのアンサンブルのクラスが全て出演するライブです。授業でアンサンブルをしている時とリスナーの前で演奏するのは全くものが違います。
譜面に書いてあるものだけではなくアドリブで演奏するのですが、アドリブはとても繊細で“人が居るか、居ないか”だけでも変わってきます。リスナーの前で演奏することが一番勉強になるため、年に2回、人前で演奏する機会を設けています。
またこの公演は、当日のスタッフを1年生、準備段階では演奏企画委員というボランティアの学生がフライヤー作成から当日のタイムキーパーまで、さらにコースの機材を使って配信を行うなど、企画から運営まで全て学生が行っています。
演奏家になるにしても、一人で演奏会はできません。学生には演奏をして経験を積みつつ、プロダクション全体に関わることでコンサートとはどういうものなのかを学んでほしいと思っています。

 

また出演する学生さんに、練習で苦戦したことや本番への意気込みをお伺いしました。

3年 杉林 茜 さん (Pf)

今回このアンサンブルを通して、基礎的な部分が出来ていないと自覚して、1年生にやっていた練習をやり直しました。初心に戻って練習できたのが一番の収穫だなと思います。
まだまだ色々な音が聴けていないのですが、耳を使って周りの音をキャッチできるように意識しながらアンサンブルに臨んでいます。
本番では今自分が出来る最大の力を出せるように頑張ります!

 

2023年度より、ジャズコースはジャズ&アメリカンミュージック”JAM”コースに生まれ変わりました。ファンク、ロック、ポップス、ヒップホップ、ラップ、これらの音楽は全てアメリカンミュージックです。ラテン音楽やブラジリアン音楽ですらアメリカンミュージックの影響があり今の形に至っています。

そして、そのアメリカンミュージックの中心にはジャズがあります。設立以来、ジャズコースの学生もジャズを勉強しながらそれぞれの自分の好きな音楽をジャズの勉強をベースに広げてきました。ジャズを勉強するということが、『ジャズの伝統を深く追求して、それをベースに自分の個性で新しいものを創造する』ということだからです。

新しいJAMコースは、ジャズの伝統からはブレることなく、同時に今までよりもさらに幅広い音楽をサポートするコースに発展していきます!!