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教職ピアノの授業をご紹介します。

2022.06.10

教職の授業の一つである教職ピアノは少人数のクラスに分かれて授業が行われます。
この日、取材をした金井公美子先生のクラスでは、合唱曲「カリブ夢の旅」を教材として合唱曲の伴奏について学ぶ、実践的な授業が行われていました。

 

金井先生から下記のコメントをいただきました。

この授業では、教職履修の最終段階にある教育実習に向けて、実習に欠かせないピアノの基本的な奏法をはじめ、教壇実習で必要となる歌唱の伴奏法と弾き歌い、また、授業における生徒への指示を含む指導内容等を学びます。この授業は少人数制のグループ授業で教職ピアノ実習3終了までは初級・中級・上級のクラスに分かれて学び合います。クラス内でも学生自身の得意不得意な分野を分析しながら個人の能力を伸ばすことを目指し頑張っています。教員になった時のことを想定し、教師と学生間のコミュニケーション、人前での発表力、協調性を高めて、毎回みんなで楽しく効果的で実践的な学びをしています

 

実際に授業を履修している様々なコースの学生さんからもコメントをいただきました。

三町さん(音楽・音響デザイン1年)
 私は、生徒の立場に立った時に歌いやすい伴奏はどんなものか、その中でどう演奏に表情をつけることができるかを考えて授業に臨んでいます。
緑川さん(ミュージカル1年)
 教職ピアノの授業で取り扱われる歌はミュージカルの歌と歌い方が違うため、響きの違いを確認したり歌い方の引き出しを増やすきっかけになり、とても勉強になっています。
植木さん(管楽器ユーフォニアム1年)
 どのように弾いたら生徒が歌いやすいのか、どのようなことに気をつければよいのか丁寧に教えてくださいます。
瑞慶山さん(管楽器サックス1年)
 クラスの方々と関わることで、教育者となるための責任やコミュニケショーンの積極性なども学んでいます。
内田さん(ミュージカル1年)
 どのように指導をしたら生徒の成長を促せるのかを、先生とのかかわりの中で学びたいです。
石松さん(音楽環境創造3年)
 この授業はグループ授業なので、斉唱と合唱の両方を練習することができ、将来、教育現場に立ったときに直結して役に立つことを学べるので、毎週の授業がとても濃く充実しています。
久山さん(ピアノ3年)
 この授業は少人数クラスで行われるので一人一人が丁寧に指導を受けることができ、
歌やピアノが苦手な人でも回数を重ねる事に上達すると思います。
穴水さん(ロック&ポップス 3年)
 楽曲の歌詞の意味や強弱、歌とピアノのバランスや子供に教える際の留意点などを学べるので、その学びから得られる事がとても多い。
青木さん(音楽教育3年)
 現場での実践を想定し、歌い出す合図や弾き歌い等も学んでいます。また、4年生で教育実習に行った時に自信を持って弾けるよう、毎週お互いに弾きあったりするといった練習もしています。
田中さん(音楽教育3年)
 生徒側に視点を合わせた指示や指導の行い方を学び、教師役と生徒役に分かれて実践することで新たに気付く点があり、毎回新鮮に深い学びを得ることが出来ます。自ら考え工夫を行うこの授業は、技術は勿論、将来様々な場面で必ず役立つと感じています。

 

学生さんたちは、4年生で行く教育実習に向けて、
そしてこれから教員として活躍するために毎週の授業、練習に励んでいます。